
2012年11月9日のランチ会でミニセミナーしてくださったことのある大西正子さん。
南海和歌山市駅前で『女性専用』『完全予約制』の『顔コリほぐしサロン ジルエット』の運営をされたり、 企業セミナーをされたり、カルチャーイベントのコーディネートなどをされています。
特に企業セミナーではビジネスコミュニケーションにおける表情の大切さを講演されたりしています。
---------- そもそも顔コリをはじめようとされたきっかけは?
自分で何かをしようと考えていたんですが、資格が保育士とか幼稚園教諭とかくらいしかなく、自分で何かをするには厳しいなと思ってたんですよ。
いろんな先生と知り合って、自分が営業したりマネジメントすることからはじめました。そのときにあるかたから「スマイルレッスン」という、表情筋のトレーニングの先生をご紹介いただきました。そのかたが大阪から和歌山に引越されるのですが、その方の営業的な面を補ってほしいという話でした。和歌山では表情について教えるかたはいらっしゃなかったので、NHK和歌山とか、「はたちの手帳」という成人式で配られる冊子とか、『ニュース和歌山」などで取り上げられてかなり広まってきたんですけど、事情があって、そのかたとは一緒に仕事出来なくなってしまいました。
ただ、顔の表情の大事さというのは、その方と接してる中ですごく感じてたので、漠然と、お顔に関することをして行きたいなと考えていました。そうしたら、あるかたから、顔コリほぐしの方を教えていただけたんです。
表情筋のトレーニングも、顔コリほぐしも、全て人からおしえていただいたんです。で、私は教えていただいたら、すぐ動くんです。教えていただいてすぐにその教えていただいた師匠(立山かこさん)のところに会いにいって、施術をしてもらいました。で、「こんなすごいのはじめてだなあー」という感覚があって、「わたしでも出来ますか?」と聞いたら「出来ますよ」と教えてくださったので、すぐに習得コースを選びました。本当は習得に1年かかるんですが、ふつうのかたの倍のペースで通わせていただいて、半年で習得しました。
マナー研修してると「第一印象は大事、お顔の表情は大事」と常に言ってることに気づいたんですね。顔コリほぐししてると、顔の緊張が緩んで、表情が柔らかくなるんですね。 だからマナーと顔コリを結びつけたら自分独自のものができるじゃないかなとおもって、組み合わせました。
また、マナーと表情を組み合わせることが出来るというヒントになる出来事があったんですよ。
表情筋トレーニングの先生と一緒に仕事してたとき、先生を連れて、和歌山の美容専門学校に紹介しに行ったことがあります。 接客のなかでは表情も大事なんですが、マナーも大事なんですね。 校長先生から、「あなたマナーは教えられる? マナーと表情と、組んで教えたら、おもしろいのにね」 と聞かれたんですよ。 表情筋トレーニングの先生は教えられなかったし、学ぼうともされなかったんですが、じゃあ自分で勉強してみる、二人で組んでやってみよう、という話になったんですね。
で、顔コリほぐしの前にマナーの資格をとってました。 また、顔コリほぐしとマナーを組み合わせるというヒントにもなりました。
---------- そういう出会いってあるんですね!
ところが和歌山だと狭いので、横のつながりがあって紹介し合っても、和歌山だけの広がりしかないんですね。
2011年5月に堀内正己さんの講演が聞きたくて、大阪の「キックオフ関西」という交流会にはじめて出たんですが、それが、道が開けるきっかけになりました。
そのあとの懇親会で堀内さんと隣の席になったんですが、そのときに堀内さんに「和歌山でセミナーしてくださいませんか」と頼んだんですね。かなり無茶だったとおもうんですが、来てくださって。なんとか16人あつめました。そこから堀内さんのご紹介で長崎などいろんなところでセミナー出来るようになりました。
ダイワロイネットホテル(和歌山)でのランチ付きセミナーを担当させていただいたことがあるのですが、そのポスターを見た紀陽銀行の担当者様が声をかけてくださり、紀陽銀行でセミナーしたことで「がんこフード」さんからもお声がけいただきました
また、キックオフ関西で当時スタッフだったあるかたと出会い、そのかたから関西ユアブリッジのランチ会でのセミナーや、今回バンコクに連れていってくださった方などをご紹介いただきました。
(前日までバンコクに行ってらっしゃいました。これからバンコクなど海外でもマナー研修のお仕事をされることになるかもしれません)
マナーの師匠からは官公庁の仕事をご紹介いただけました。
県外に飛び出すのが夢だったんです。まさかバンコクまで仕事で行けるようになるとは。
---------- 2012年は県外に活躍の場が広がったわけですが、2013年にやりたいことは
まず他の地域にたくさん行きたいです。他の地域の顔コリほぐし講師が育つ前に(笑)
顔コリほぐしは効果が見えやすいんです。顔が変わるし、それが続くんです。お金をかけずにキレイになりやすいんです。
また、他の、サロンを開く方に、狭い空間でのお客様との接しかたで気をつけることとか、一見さんと常連さんを分け隔てない接しかたとかを、プラスαで伝えたりしたいです。
私は介護、美容、飲食という、お客様と接する業界にマナーを伝えたいです。
---------- ありがとうございました。
このあと、なんと「顔コリほぐし」の施術をしていただけることになりました。

施術の間中、ずっといろんな話をしてくださいました。この前の日までバンコクに(仕事で)行っておられたので、そのお土産話など。それがまた、おもしろかったです。
ヒゲを剃って望んだつもりだったのですが、指で触るとイタイようで、ヒゲのないところ、顔の上半分だけの施術になりました。
4枚歯のカミソリで剃って行ったんですが、少し伸びると「毛先が鋭過ぎて凶器になる」んだそうです。そうか。これは失敗。
はい。施術前(左) 施術後(右)

いかがでしょうか。帰宅後、妻が「スッキリしたねー」と言ってくれました。
実は顔がものすごく疲れてる感覚があったんです。それがなんと上半分だけ軽くなりました。
このレポートを書くにあたって写真として公式なプロフィール写真を使っています。 本当は「写真撮ってかまいませんか?」とお願いしたのですが、「今日は口紅も塗ってないし」とおっしゃったので写真撮らないことにしました。 で、そこではじめて大西正子さんがスッピンだったことに気づいたんです。言われなきゃわからないです。 これが顔コリほぐしの威力だなと驚きました。
大西正子さんがここに至る過程は出会いの連続。そして「学びたい、やりたいとおもったら、すぐに行動する!」ことでチャンスをつかんで来られたのだなと思いました。
『顔コリほぐし』だけでなくマナー講習と結びつけて「人と接するときの表情の大切さ」を伝える独自の展開をされるにいたったのも、「学びたい、やりたいとおもったら、すぐに行動する!」の結果です。
意味のない出会いはないとおもってますが、それを意味あるものに変えるには「すぐ行動すること」が大事なんだと気づきました。
そしてもちろん「出て会うこと」が必要です。
そして大事なこと、あとひとつ。
インタビューでは聞かなかったのですが、ここに至るまでには、「社長令嬢 →会社精算→ホテルのベッドメイクと深夜のガストでのバイト」という変化の激しい出来事がありました。
( プロフィール 参照)
この経験で学んだ「人に頭を下げることが大事だという経験」が、「よいと思ったことは学びとして取り込む」という謙虚さと「すぐ行動」という迷わない姿勢につながったのではないかとおもいます。
教えていただいたことを謙虚に吸収し、迷わず行動しようと決めました。
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