個人事業主「関西ユアブリッジ」として開業通知を税務署に提出してから4ヶ月が経ちました。
そのあいだ、仕事や、ステップアップするための機会などをご提供することが増えました。
その中でつくづく思うのは、顧客を増やし続ける努力をしなければならんということでした。
僕が知り合って、無事に仕事を見つけることが出来た方のなかに、個人事業主でシステムエンジニアをやっておられたかたが3名いらっしゃいます。
50歳近くなって仕事が途絶えて就職活動しておられたのでした。
何故仕事が途絶えたのかについて、共通の原因があります。
それは、ひとつのところだけから仕事をもらってたということでした。
もうひとつは、「システムの設計」という、ひとつの仕事だけをしていたということでした。
より自由な環境を求めて、会社員生活を辞め、個人事業主の道を選んだ彼らですが、
ひとつのところだけから仕事をもらってたのです。しかもシステムの設計という、ひとつだけの仕事。
そこの情勢が悪化したら、仕事がもらえなくなりました。
そして彼が持ってるシステム設計の技術がいつの間にか時代遅れになってしまい、年齢が50歳近くなってしまったことも事態を更に悪化させ、他のところに転職活動しても相手にされなくなってしまったのです。
顧客を増やす努力と、自分自身が変化する努力、両方をしないと、個人事業主はいつか仕事を失うことになります。
顧客を増やす努力をするには、僕は2つのことをするといいとおもいます。
ひとつは、知り合いを増やすこと。
もうひとつは、その知り合いのために何が提供出来るか考えること。
そうすれば、自然と顧客が増えていきます。
自分の場合は知り合いを増やすために異業種交流会に出続けました。
出会った人に何が提供出来るか考えたのですが、パソコンメーカーでは出来ることが「パソコンを買ってもらう」ことしかおもいつかず、じゃあ、違う交流会をしようかと考えて、やりはじめたのが、ランチ会でした。
また、出会った人から「Facebookの使い方がわからない」と聞かれて、じゃあ教え始めようかとやりはじめたことが、いま 定期的な勉強会になったり、 亀岡市の商工会議所青年部さんでセミナーさせていただくことに結びついたりしました。 先日は企業向けのfacebookコンサルティングの仕事もいただくことができました。
将来、仕事を失わないために。目の前の仕事に集中し、一生懸命やるのはあたりまえですが、それと並行して、知り合いを増やし、増えた知り合いに何が提供出来るか一生懸命考えるのが、大事だと思います。
自分への戒めのためにも書いておきます。もっとたくさんの人にもっとたくさんのことを提供出来るはずなんです。それを今持ってなかったら、持ってる人とつなげばいいんです。
いま企業や官公庁、学校等、組織の中にいるひとも、いや、そういうひとこそ、「知り合いを増やし、増えた知り合いに何が提供出来るか一生懸命考える」ことはやるべきです。
こういうひとたちこそ「ひとつのところだけから仕事をもらってることのリスク」を考えてみてください。
その組織がなくなったら、ある日その組織から放り出されたら、どうしますか?
ぼくはサラリーマン生活の最後の4年間、2008年8月頃からずっと、この会社がなくなったらどうしようか、どうやって生きようか、そればかりかんがえていました。
「自分の居る組織は絶対大丈夫だ」とは思わないでくださいね。経済状況は右肩上がりじゃないし、3年くらいたったらまた違う党が政権とるかもしれないし。なにがおこるかわからないですから。
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